失礼なことをされても言い返せないあなたへ|失礼な相手との境界線
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こんにちは。
心理カウンセラーPocheです。
「今の言い方は嫌だったな」
「それはさすがに失礼だよね」
「なんかモヤッとした」
「そんな言い方しなくても…」
そう感じているのに、
なぜかその場で言い返せないことはありませんか?
笑って流してしまったり、黙って飲み込んでしまったりして、その場になると何も言えなくなる…
混乱したり、その場ではちゃんと理解できなくて、あとから「気づいて」悔しくなったり悲しくなる…
時には、そんな自分を責めてしまうこともあるかもしれませんね。
でもまずお伝えしたいのは、「自分を責める必要はない」ということなのです。
言えないあなたがダメだとか、性格の問題だとか、そういう単純な問題ではありません。
なぜ「言い返せない」のか

「言い返したいのに、言えない」人には、ある共通点があります。
それは「言い返すことにブレーキがかかっている」、という点です。
思考にブレーキがかかって即座に反応できないこともあります。
「ブレーキ」に影響しやすい出来事
たとえば、次のような過去の積み重ねは、「言い返すことのブレーキ」として作用しやすいです。
- 幼いころから、親の顔色を見て過ごしてきた人。
- 空気を悪くしないように、自分の気持ちを後回しにしてきた人。
- 怒らせないように、波風を立てないように頑張ってきた人。
- 言い返した時に、「悪い結果」になったことが多い人。
相手が失礼だったり、理不尽だったりしても、その場ではうまく言葉が出てこないことがあります。
このとき関係しているのは、相手の顔色を見ながらその場を乗り切ろうとする反応です。
頭では「今のはおかしい」と感じていても、心や体が先に緊張してしまいます。
すると、反論する、断る、傷ついたと伝える、といった言葉が「出にくくなる」のです。
でもこれは、あなたが弱いからではありません。
それだけ、これまで人間関係の中で慎重に頑張ってきたということでもあります。
一方で、その場では相手が悪いと思えず、家に帰ってからじわじわ怒りが湧いてくることもあります。
このとき関係しているのは、その場では自分の気持ちを後回しにしてしまうクセや、怒りを感じることへのブレーキです。
家に帰ってひとりになって緊張がゆるんだとき、ようやく「やっぱりあれはひどかった」「本当は嫌だった」と気持ちが追いついてきます。
その場では自分の気持ちを感じるより先に、相手に合わせることが必要だった人ほど、起こりやすい反応です。
あとから悔しさや怒りが込み上げてくるのも、決しておかしなことではありません。
ここで紹介したのはほんの一例です。
ですが共通しているのは、
あなたにとって大事だったのが、正しさを伝えることよりも「その場を悪化させないことだった」という点です。
- 言い返したら、もっと嫌な空気になるかもしれない。
- 反論したら、さらに強く返されるかもしれない。
- 面倒なことになるかもしれない。
そんなふうに、心や体がとっさに反応して、言葉を止めてしまうことがあります。
あるいは、その場では自分の本当の気持ちに気づかないようにして、まず相手に合わせることを優先してしまうこともあります。
でも…
どちらも、あなたがダメだからではありません。
これまで人間関係の中で、自分を守るために身につけてきた反応なのです。
だからまずは、「どうして私はすぐ言い返せないんだろう」と責めるのではなく、
「私はその場を悪化させないように、ずっと頑張ってきたんだな」と、その背景ごと受け止めてあげてほしいのです。
そのような状況で今日まで頑張ってきただけでも、本当にすごいことです。
「言い返せない」と悩まないために
冒頭でもお伝えしたように、「言い返せない」のは悪いことではありません。
ただ……
そのまま何度も飲み込んでいると、あなたの心も体も「しんどく」なってしまいます。
理不尽なことへの我慢は、心も体も疲れさせてしまうのです。
だからこそこれからは、「うまく言い返す」ことがあっても、いいのかもしれません。
ですが、「言い返す」ことには、少しコツが必要です。
とくに、もともと人間関係で傷ついてきた人ほど、強く言い返したあとに「言いすぎたかもしれない」「言わなきゃ良かった?」と、あとから自分を責めやすいこともあります。
だから大切なのは、感じが悪くならずに線を引くこと。
自分の気持ちを必要以上に押し殺さず、でも相手を強く打ち負かそうともしない。
そのあいだにある、「自分を守るための伝え方」を少しずつ身につけていくことが大切なのです。
自分を守るための伝え方
たとえば、こんな言葉があります。
「その言い方は、少し悲しいです」
「今の言い方は、少しきつく感じました」
「それはお受けできません」
「少し考えさせてください」
「私はそういう扱いは受けたくありません」
どれも、怒鳴ったり責めたりする言葉ではありません。
でも、ちゃんと「私はここで傷ついている」「ここから先は入ってこないでほしい」という線を伝える言葉です。
最初からうまく言えなくて大丈夫です。
その場では難しいこともあるでしょう。
だからまずは、心の中で練習するだけでもいいのです。
ノートに書いてみる。
ひとりのときに口に出してみる。
それだけでも、少しずつ「飲み込むだけではない形」が増えていきます。
失礼な相手に線を引くことは、意地悪ではありません。
冷たい人になることでもありません。
それは、あなたがあなたを大切にするために必要なことです。
ただ…
「この言葉なら100%OK」ということではありません。
相手との関係性や状況、相手の性格によっても「どのような言い返しが良いか」は全然違います。
もし今、
「失礼だとわかっているのに、何も言えない」
「あとから悔しくなって、自分を責めてしまう」
そんな苦しさがあるならPocheと話してみませんか?
どうしてその場になると言葉が出なくなるのか。
どうしてあとから何度も思い返して、苦しくなってしまうのか。
そこには、あなたがこれまでの人間関係の中で身につけてきた思考のクセや、心のブレーキが関係していることがあります。
Pocheでは、そうした背景も大切にしながら、あなたの気持ちを一緒に整理していくことができます。
また、あなたの性格や反応のパターンを踏まえたうえで、相手のタイプや関係性に合わせて、どんな伝え方が合いそうか、どうすれば少しずつ自分を守れるのかを一緒に考えていくこともできます。
無理に強くならなくても大丈夫です。
いきなりうまく言えるようにならなくても大丈夫です。
あなたに合ったペースで、あなたに合った形で、「飲み込むだけではない方法」を見つけていけたらと思います。


