親の一言を、いつまでも引きずってしまうあなたへ
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こんにちは。
心理カウンセラーPocheです。
子どもの頃に親から言われた言葉が、大人になった今の人間関係に、そっと影を落としていることがあります。
そんな自分を「大人になれていない」「過去に執着している」と責めてしまう人もいますが、決してそんなことはありません。
なぜなら、子どもの頃に親から向けられた言葉は、ただの「ひとこと」では終わらなからです。
最も身近で、信頼せざるを得ない存在からの言葉は、良くも悪くも心に残ります。
まだ自分で自分を支える力が育ちきっていない時期に、繰り返し言われたこと。
強い口調で言われたこと。
悲しい気持ちのまま、受け止めきれずに心の中へ残ったこと。
聞いてほしいのに、十分に聞いてもらえなかったこと。
…そうしたものは、そのまま「自分の価値観」に影響を及ぼすことがあります。
「自分はこういう人間なんだ」
「私はこの程度なんだ」
そんな感覚につながってしまうことがあります。
だから大人になってからも、褒められても信じられなかったり、大切にされてもどこかで疑ってしまったり。
比べなくていい場面でも比べてしまったりすることがあります。
つまり、今も苦しいのは、あなたが未熟だからでも、弱いからでもありません。
あの頃の痛みが、まだ「なかったこと」に、なっていないから。
だからもし、大人になった今も忘れられない親の言葉があるのなら、どうかそんな自分を責めすぎないであげてください。
それは「まだ気にしている」のではなく、「それだけ深く傷ついていた」ということかもしれないからです。
親からの言葉が及ぼす影響

たとえば、容姿について傷つくことを言われて育った場合。
自分の容姿を磨くようなことに、「どうせ」「私なんて」と、ブレーキがかかることがあります。
素敵になりたいのに、そのための努力にブレーキがかかったり、続かなかったりします。
さらには、大人になって誰かに「かわいいね」「きれいだね」と言われても、素直に受け取れなくなることがあります。
「どうせ本気じゃないのかもしれない」
「気をつかって言ってくれているだけかもしれない」
そんなふうに、どこかで疑ってしまうことがあります。
また、兄弟姉妹と比べられて育った場合。
誰かと比べること、比べられることが、知らないうちに当たり前になってしまって、大人になってからも無意識に誰かと比べてしまうようになります。
「あの人のほうがちゃんとしている」
「私のほうが足りていない」
そんなふうに、自分を苦しくさせてしまうことがあります。
それとは反対に、「あの人は出来ていない」と、他者に対して批判的な目を向けてしまうこともあります。
これはもう「過去」の話?
こういう話をすると、
「もう昔のことでしょう」
「いつまで気にしているの?」
と言われてしまうこともあるかもしれません。
でも、もし今も忘れられない言葉があるのなら…
それは「いまだに引きずっている」とか、「執着している」ということではないのです。
それだけ深く傷ついた。
それだけ心に残るほど、痛かった。
そしてその言葉が、今もものの見え方や、人との関わり方に影響を与え続けているということです。
大人になった今、頭では理解することができているかもしれません。
「もうあの頃とは違う」「昔言われたことは気にしなくていい」とわかっていることも、あるでしょう。
でも、心のほうが追いつかないことがあります。
褒められても信じられない。
大切にされても、どこかで疑ってしまう。
比べなくていい場面でも、比べてしまう。
嫌われていないはずなのに、不安になる。
…そんなふうになるのは、あなたが弱いからでも、ひねくれているからでもありません。
時間が解決してくれる?
心の傷は「時間」が解決してくれることがあります。
でも「親の言葉」によって傷ついた心、こうした傷は、時間が経てばそれだけで自然に消えていくとは限りません。
もちろん、少しずつ薄れていくこともあります。
けれど、深く傷ついた言葉ほど、ただ時間が過ぎるだけでは、やさしくほどけていかないこともあります。
それどころか、「年々傷が深くなる」こともあるのです。
ひとつの目安になるのは、
その言葉や出来事を思い出したとき、今も心や体が強く反応するかどうかです。
たとえば…
- 胸がぎゅっと苦しくなる。
- 涙が出そうになる。
- 強い怒りや悲しさが込み上げる。
- 頭では「もう昔のこと」と思っていても、心のほうが大きく揺さぶられる。
- 思い出したくない、とさえ思う。
- できれば今は考えたくない。
…そんな反応が今もあるのなら、「時間だけでは解決されない」可能性が高いです。
それは「まだ気にしている」というより、その傷がまだ十分には癒えていないということだからです。
時間が解決できない傷との向き合い方
- 本当は、どんな気持ちだったのか。
- その言葉で、何を信じ込んでしまったのか。
- 今も何が苦しいのか。
そこを丁寧に見ていくことで、「親に言われた言葉=今の自分そのもの」ではないと、少しずつ感じられるようになることがあります。
Pocheのメールカウンセリングでは、
やりとりの中でお送りする質問を通して、自分でもうまく言葉にできなかった思いや、ずっと胸の中にあった気持ちを、少しずつ言語化していきます。
悩みがはっきりしなくても大丈夫。
うまくまとまっていなくても、上手に説明できなくても、もちろん問題ありません。そのために私がいます。
何から書けばいいかわからなくても大丈夫です。
あなたのペースで、ひとつずつ整理していけたらと思っています。
この場所が、あなたにとって「安心の一つ」となりますように。


