嫌なことを思い出してしまったときに『今』すべきこと。できること。
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心理カウンセラーのPocheです。
仕事の合間や家事をしているとき、お風呂に入っているとき、テレビやSNSを見ているとき…。
ふとしたときに、昔の嫌な出来事が頭をよぎることはありませんか?
どうして思い出すの?
もうずっと昔のことなのに、
その時の会話や表情まで、ありありと思い出してしまう。
胸のあたりがぎゅっと苦しくなったり、体がこわばったり、怒りが抑えられない。
「もう終わったことなのに」
「忘れなきゃ」
「考えても意味がない」
そんなふうに自分に言い聞かせても、記憶はなかなか消えてくれません。
「考えたくない」と思えば思うほど、余計に鮮明に蘇ってしまうこともあります。
危険やつらい経験は、「次に同じことが起こったときに備えよう」と、脳が何度も再生して記憶を強化しようとしてしまうのです。
そのため、「考えたくない」と強く思うほど、“危険だから覚えておけ!”という信号が強まり、余計に鮮明に蘇ってしまうことがあります。
まずは、
「思い出したくないのに、思い出してしまう」こと。
「考えたくないのに、考えてしまう」こと。
そのどちらも、『人として自然な反応なんだ』ということをお伝えしておきたかったのです。
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繰り返し思い出す自分を責めてしまいませんようにー。そんな思いで、この記事を執筆しています。
無理に忘れようとしなくていい
「早く前を向かなきゃ」
「許さなきゃいけない」
そう思えば思うほど、逆にその出来事が頭から離れなくなることがあります。
先ほどもお伝えしたように、人の心には“危険を覚えておこう”とする本能が働くからです。
忘れられないのは弱さではなく、
あなたの心が「二度と同じように傷つかないため」に動いている証拠。
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“今”の自分にできる、小さな心地よいこと
嫌な記憶がよみがえったとき。
大切なのは「その記憶をどうにかしよう」とするよりも、“今”の自分を安心させることです。
- 温かいお茶をゆっくり飲む
- 好きな音楽を1曲だけ聴く
- 柔らかいブランケットにくるまる
- 深く息を吸って、ゆっくり吐く
- 好きなものを見る、触れる
- 信頼できる人に今の気持ちを聞いてもらう
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心と体は同じ方向を向いていないことがある
頭では「大丈夫」と思っていても、体はその出来事を“まだ危険だ”と感じていることがあります。
だから、嫌な記憶が蘇ったときは、体を安心させるアクションが効果的です。
体が落ち着くと、心も少しずつ安全を感じられるようになります。
「なんでまた思い出してしまったんだろう」
「いつまでこんなことを引きずるんだろう」
そんなふうに自分を責める気持ちが浮かんでも、その感情ごと「それだけつらかったんだね」と受け止めてみてくださいね。
あなたはその出来事を必死に乗り越えてきました。
そして今も、ちゃんと生き抜いています。
それは、間違いなく力のあることです。
嫌な記憶を抱えているだけでも、心も体も大きなエネルギーを使います。
だからこそ、前に進もうと無理するより、まずはその負担を少しでも軽くすることが大切です。
あなたの中の「嫌な記憶」が、やがて穏やかな思い出に変わっていきますように。
そのためにも、無理してまで許そう・忘れようと頑張ったり、切り替えなきゃ…と無理をしませんように。
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頭から離れない記憶に疲れてしまっているならPocheメールカウンセリングでもお話を聞くことができます
無理に忘れさせようとするのではなく、記憶が蘇るときの不安や緊張を、少しずつ和らげるお手伝いをします。