【なぜか生きづらい…】過干渉の親が「大人になったあなた」に及ぼす影響

こんにちは。心理カウンセラーPocheです。

今日お伝えするのは、過干渉の母親があなたに及ぼす影響について。

 

  • 虐待を受けたわけでもない。
  • ふつうの生活を送らせてもらった。
  • むしろ色々与えてもらっている。
  • 優しくしてくれることもある。
  • 仲のいい母娘だとよく言われる。
  • 母親を悪く言うことに強い抵抗がある。
  • 母親は自分に愛情を注いでくれている。

 

あなたが親の愛に違和感を感じながらも、これらの項目に半分以上当てはまるのなら『過干渉』の親に育てられた可能性があります。

 

過干渉のケースは問題が表面化しにくいこともあり、なかなか周囲に理解されません。

だから子どもは、独りで抱え込んで苦しみ続けます。「自分がおかしいのではないか」「自分さえ我慢すればいいのではないか」と。

 

事実、「毒親というほどではないのですが…」「母も悪い人ではないのですが…」という人ほど、親から深く傷つけられているケースは多いものです。

 

ではなぜ、母親を悪く言えないのか。

それは母親によって、小さな頃から「罪悪感」を強く埋め込まれているからです。

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過干渉の親が「あなた」にすること

 

過干渉の親があなたに与えるものは、愛情という名の「束縛」です。

本来愛情は自由で心地よいもののはずなのに、過干渉の母親が与える愛情は「不自由」で「息苦しい」のです。

 

でもそんなことは、あなたの母親は気にも留めません。

あなたがどう思うかなど、過干渉の母親には関係ないからです。

 

こういった母親は、あなたが成人してもべったりくっつき、あなたの計画を自分のものにし、あなたの世界の真ん中に居座ろうとします。

それが愛情だと信じ込んでいます。

 

おそらくあなたが小さな頃は、それでも何とかなってきました。

でもあなたが大人になるにつれ、母親から離れ、自分で計画を立て、自分だけで何かをやろうとしたとき、確実に問題が起こります。

あなたが自分から離れることが、許せないのです。

 

  • 素直で可愛い小さな娘のままでいてほしい。
  • 自分(親)と一心同体でいてほしい。
  • どんな時も自分(親)のことを考えていて欲しい。

 

愛情がない他の母親たちと同じように、過干渉の母親も『一番大事なのは自分』です。

 

過干渉の母親はあなたに優しさ、プレゼント、褒美を差し出すでしょう。

でもあなたが自立しようとしたり、自分に反抗したり、離れていくと分かると、それらを全てひっこめてしまいます。

そして「こうなったのは、あなたのせいよ」とメッセージを与えます。

そうすることで子どもに、「お母さんから離れると愛してもらえない」「離れるとお母さんが悲しむ」と、罪悪感を植え付けようとするのです。

 

 

子どもの頃に見られる3つのサイン

Poche

ある日突然、母親が過干渉になるわけではありません。

多くの場合は自分でもまだ自覚できない、小さなころから「母親の束縛」が始まっています。

今回は具体例を交えながら、「3つのサイン」についてお伝えします。

 

1.あなたは私の○○よ!

A子さんが、まだ学生だったころの話です。一緒に買い物に行くと、よく「姉妹みたいですね!」と声を掛けられました。A子さんは「親子なんだけど…」と心の中で思いましたが、隣で母親はとても嬉しそうにしていました。

 

過干渉の母親は、子ども(特に娘)と友達や姉妹のようにふるまうことがあります。

「あなた私の親友よ!」「あなたは一番の友達よ」と、子どもに言うこともあります。

 

このような母親が求めているのは「子ども」ではなく、何でも話せて何でも相談できる『自分の絶対的な味方』なのです。

子どもが求めているのは「友達」ではなく「愛情を与えてくれる母親」なのに、そのことに気がつこうともしません。

 

 

2.あなたしかいないわ!

B子さんが小学生だったころ、母親と父親がよく喧嘩をしていました。そのたびB子さんは母親を慰め、愚痴を聞いてあげました。話の最後に母親はいつも、「私にはあなたしかいない」「お父さんは私のことを分かってくれない」「あなたがいるからお母さんは頑張れる」と言うのです。

 

母親が言う「あなたしかいない」という言葉は、大人になったあなたにも強い影響力を及ぼします。

子どもの頃は「お母さんを助けられるのは私だけ!」「お母さんを幸せにしなきゃ!」と、頑張り続けます。

 

でも大人になるにつれ、母親があなたに求めるものも増えていきます。

するとだんだんと、大好きだった母親を「負担」に感じるようになるのです。

おそらくあなたは、「母親を負担に感じている自分」にさえ罪悪感を抱きます。

 

  • あなたしかいない=お母さんを放っておくことは許されない
  • あなたしかいない=私だけ幸せになることは許されない
  • あなたしかいない=お母さんから離れちゃダメ
  • あなたしかいない=お母さんを悲しませちゃダメ

 

厄介なのは、あなたに恋人が出来ても、家を出ても、結婚しても、子どもが出来ても『その要求が変わらない』ことです。

それどころか、母親が年齢を重ねるごとに要求は増える一方です。

 

あなたの事情など、過干渉の母親は気にも留めないのです。

そしてあなたの方も「そうするのが当たり前」と、母親に信じ込まされます。

自由にしたい気持ちと、「そうしてはいけない」という罪悪感の間で苦しみます。

 

 

3.あなたのためにやらせて!

Poche

C子さんと母親は、いつも一緒でした。「一人でやりなさい」という代わりに、母親は「私がやってあげる」と何でもしてくれました。「自分で決めなさい」という代わりに、「お母さんに任せて」といって選んでくれるのです。時には、宿題までやってくれました。

大人になった今、C子さんは自分で出来ることも増えました。でも母親が頻繁に家にやってきて、「あなたのため」「やらせて」といって、何でもかんでもやってしまうのです。

 

子どもが苦労している時に助けたいと思うのは、親として自然な感情です。

健全な親子関係において、これらの目的は「自立」の手助け。「子どもが自立するため」のステップです。

 

でも、過干渉の親は違います。

子どもの自立を望んでいません。

ずっと一緒にいて、ずっと自分が「やってあげたい」と思っています。

 

するとどうなるか。

 

  • 私は一人ではやれない。
  • 私は一人で決められない。
  • 私は未熟だ。
  • 私は自立していない。

 

このように、大人になっても『自分一人では生きていくことが出来ない』と信じ込んでしまうのです。

 

過干渉の母親は、娘を引き留めていつまでも傍に置こうとします。

娘の側も一人では生きていけないと信じ込まされているので、母親から離れることに強い恐怖を感じます。いわゆる共依存の関係です。

 

ひとつ断わっておきたいのは、過干渉の母親は「娘を酷い目に遭わせてやろう!」と悪意を持ってするのではなく、ほぼ無意識で娘が苦しむ行動をとっていること。

母親が「完全な悪人」ではないからこそ、娘は「母親を悪く思うこと」への罪悪感に押しつぶされそうになってしまうのです。

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半分子ども、半分大人

こういった過干渉の母親に育てられた子ども、特に娘が母親から抜け出すのには、想像以上に大きな罪悪感が付きまといます。

「大人としてふつうのこと」を決断するにしても、ものすごく悪い事をしているような気持ちになるでしょう。

 

半分子ども、半分大人のアイデンティティのせいで身動きが取れなくなってしまうからです。

これこそが、母親が長年にわたって過剰にかかわりすぎた弊害と言わざるを得ません。

 

小学生になると、「友達か母親か」で娘は頭を悩ませます。

でもここで終わりではありません。

 

過干渉の母親を持つ場合、「○○か母親か」の選択は一生涯続くのです。

「彼か母親か」「旦那か母親か」「子どもか母親か」「仕事か母親か」、人生の大きな岐路で必ずと言っていいほど母親が大きな影響力をふるいます。

あまりに母親の影響が大きすぎて、時には離婚に至るケースも少なくありません。

 

何が「おかしい」のかを知る

Poche

 

過干渉の母親に育てられると、「何がふつう」で「何がおかしい」のか分からなくなることがあります。

以下はその一例です。

 

  • 隠し事は、一切してはいけない
  • 部屋に鍵をかけてはいけない
  • 別の家に住んでいるなら、合い鍵を渡すのが当然
  • 手紙や日記を母親が見る
  • 娘あての郵便物、荷物を母親が勝手に開ける
  • 母親が、娘の鞄や財布の中を見る
  • どんなことも母親に報告しなければいけない
  • 決まった時間、決まった曜日に母親に連絡しなければいけない
  • 母親を悲しませてはいけない
  • なるべく母親の意見には従う
  • 出来る限り、出かけるときは母親も一緒

 

あなたには当てはまるものがありますか?

また当てはまらないにしても、これらを母親から求められた時に「嫌だ」「やめて」と言えますか?

あなたの母親は、あなたの意見を受け入れてくれますか?

 

これらは全て、「NO」と拒否する権利があるものです。

こう言ったことが当たり前になっていて、さらにはあなたのストレスになっている場合は、母親との距離の取り方・境界線のもたせ方について考え直すいいチャンスかもしれません。

 

過干渉の母親は、罪悪感を利用するのが得意です。

それが無意識だろうと、意識的だろうと関係ありません。あなたに悪影響を及ぼすことには、変わりないからです。

 

こういった母親との距離感に悩んだり、罪悪感がひどくて抜け出すのに苦労する場合は、メールカウンセリングでご相談ください。

 

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