「私がおかしいの…?」子どもの心に罪悪感を植え付ける『自己愛の強い母親』

こんにちは。

心理カウンセラーPocheです。

今日の記事は、自己愛の強い母親がもたらす影響について。

 

  • 「そんなことはなかった」」「そんなことは言っていない」と、都合の悪い事は平気で嘘をつく
  • あなたが親に意見を言うと、「真面目すぎる」「神経質」「繊細」といった言葉で批判する
  • 親を責めると、「冗談も言っちゃダメなの?」「ユーモアのセンスがない」といった言葉で責任転換してくる
  • 親に反論すると、「そんなつもりではなかった」「そんなこと言われたら悲しい」など急に被害者ぶる

…このような親を持つ、あなたに向けて書いていきます。

 

いわゆる「毒親」と呼ばれる親の多くは、自己愛の強すぎる人々です。

自己愛そのものは悪いものではありません。むしろ必要なものです。

でも毒親のもつ自己愛は、理解しがたいほどに極端な形で子どもに悪影響を及ぼすことがあります。

 

もしかするとあなたは、この記事を読みながら「これはまるで私だ。私も親と同じなのではないか」と不安になることがあるかもしれません。

大切な事なので、最初にお伝えしておきます。

 

あなたは違います。
大丈夫。

 

自己愛の強すぎる人は、気付きません。認められません。

だから不安になりません。この記事を今こうして開いている時点で、あなたはあなたの親とは違います。

 

読みながら不安になることがあるかもしれません。

その時には深呼吸して、「私は違う。だって今こうして向き合えているのだから」と自分自身を信じてあげてくださいね。

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「ほどほど」の自己愛は必要

Poche

「今日の私は可愛い!」と鏡に向かって言うことや、なにかが成功した時に「私凄い!」と自信を持つことは自尊心を高めることに役立ちます。

これは、生きていく上で必要な自己愛です。

 

でもこの自己愛のメモリがもう少し上がった時、自己愛は『自己中心的』なものに変わります。

他の人より自分が優れている部分に注目することを求め、自己満足感に浸ります。

会話の主導権を握り、いつも自分が話の中心でいたがるので、相手が退屈していることなど気にも留めません。

それでも相手から自分の行動について咎めれられた時には、謝ることができます。

 

子どもを苦しめる「重度の自己愛」を持つ親

子どもを苦しめるのは、コレのさらに上「重度の自己愛」をもつ母親です。

重度の自己愛(=自己愛性パーソナリティ障害)を持つ母親には、2つの特長があります。

 

1つめ『謝らない』

謝ったとしても「はいはい、すいませんね」「ごめんなさーい」と軽く受け流したり、「そりゃ悪ぅございましたね」とふざけてみたり、心から謝罪するということがありません。

 

2つめ『誇張する』

いつも誰かに注目されようとします。

特別扱いされることを求め、誰かが自分に賛成しないと騒ぎ立てます。

自分が放っておかれたり、ないがしろにされたり、他の誰かより大切にされていないと感じると、とたんに不機嫌になります。

【関連記事】
>>自己愛性パーソナリティ障害の人とは

 

本当に「自信満々」の母親?

自己愛の強い母親をもつと、「母親はいつも自信満々」「母親はいつも自分が一番」と感じることもあるかもしれません。

確かに自己愛の強い人というのは、そのように見えることがあります。

自信満々だったり、自慢ばかりしていたり、他人の批判ばかりしているからです。

 

でも実際は違います。

 

彼らの心の中は、不安と恐怖でいっぱいです。言葉や態度とは裏腹に、自信喪失しています。

その不安や恐怖をかき消すために、他人の賞賛や注目を集めようとするのです。

 

自己愛の強い母親の影響が顕著に出るのが、母娘の関係です。

娘は自分にスポットライトが当たるたび、『母親が割り込んできて邪魔をする』ことを早くから学びます。

娘が楽しそうだと母親がつまらなさそうだったり、娘が褒められると「それくらいで」と自信を失わせるからです。

 

それだけではありません。

 

自己愛の強い母親は、娘の成功を自分の手柄のように横取りします。

「あなたが成功したのは私のおかげだ」と言い張ります。

 

そしていつのまにか母親のために生き、母親の願いを叶えることが、「自分の人生だ」と信じ込まされます。

疑問を持つことさえ許されないこともあります。

 

親に不幸があった時には、「あなたのせいだ」「あなたさえいなければ」と娘に責任転換します。

このように良いことや成功は全て「親のおかげ」、一方で親に起こる不幸や悪い事は全て「子どものせい」にしてしまうのです。

 

このような自己愛の強い母親を持つと、子どもは「自分が愛されていない」「親でさえ愛してくれないのだから、誰も自分を愛してくれない」と信じ込むようになります。

 

 

「自己愛の強い母親」3つの例

Poche

「自己愛の強い母親」というのは、どのようなものなのか。

先に挙げた「謝らない」「誇張する」に加え、毒親に多く見られる特徴の1つ「共感力のなさ」について、3つの具体例をお伝えします。

※実際の相談内容ではありませんのでご安心ください。

 

例1.謝らない母親

A子さんの母親は、「いつも私が正しい」と言わんばかりの態度だった。自分のミスを誤魔化すためなら「白いものを黒いという」のも平気なようだった。そんな人だった。

ある時A子さんは勇気をもって、母親の態度について冷静に指摘した。その時も母親は、「はいはい、こんな母親ですいませんねぇ」とふざけたともいえる態度で適当に謝るだけだったのだ。

 

自己愛の強い母親は、「自分が正しい」という態度を譲りません。

つねに「間違っているのはあなただ」というメッセージを与え続け、自分が正しいことを証明するためなら嘘も平気でつきます。

 

高度なテクニックを使う親は、批判をそらして娘に罪悪感を与えることもあります。

「あなたの言葉がこんなにも私を傷つけた」「そんなこと言われたらもう何も言えない」「私が悪いみたいな言い方をするのね」と言ってあなたの批判をそらし、まるで自分が被害者のように演じます。

 

 

例2.誇張する母親

B子さんのお母さんは、いつも大げさだった。それはまるで、自分に注目を集めるかのようだった。

ある時B子さんは、母親とちょっとしたことで口論になった。すると母親はそのことを父親に伝え、いかにB子さんが酷いことをしたのかについて、あることないこと大げさに吹聴した。

 

自己愛の強い母親は堂々と「嘘」を主張するので、子どもは戸惑います。

「もしかしたら自分が間違っていたのか」「自分がおかしかったのか」と、混乱させられてしまうのです。

 

特に多いのが、金銭関係のトラブルです。

誰かに借りたお金を「借りていない」「もう返した」と言い張ります。

一方で自分が貸したお金については、相手が返したにもかかわらず「返してもらっていない」と事実を捻じ曲げたり、「あの時貸してやった」と一生言い続けたりします。

 

 

例3.共感力のない母親

C子さんは3年生の時に、足をねん挫したことがある。でも母親はろくに心配もせず、過去に自分が負った「ひどい怪我」について話し始めた。

C子さんの母親はいつもそうだった。辛かった話をすると「私の方がもっと辛いことがあった」と言い、傷ついた話をすると「私なんてもっと傷ついたことがある」と言うのである。

 

「辛い」と言ったときに、「辛かったのね」と寄り添えません。

「痛い」と言ったときに、「痛かったのね」と寄り添えません。

子どもが何を言っても「私なんて…」と、マウントを取ろうとします。

 

自己愛の強い母親は、つねに自分のことしか考えていないので、子どもの気持ちに共感できないのです。

共感されない子どもは、「自分は愛されていないのだ」と無意識に思い込むようになります。

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自己愛の強い母親のルーツ

Poche

 

「自己愛の強い母親は、なぜそうなってしまったのか」

あなたも、このように考えることがあるのではないでしょうか?

あなたの母もまた競争心の強い母親に育てられたのかもしれないし、愛されてこなかったのかもしれないし、常に欠乏間を感じてきたのかもしれません。

 

でも母親がかわいそうな人かもしれないということと、あなたが受けたものは別です。

母親が可哀想だからといって、あなたに何をしても良いわけではありません。

母親も苦労したからといって、あなたも苦労しなければいけないなんてことはありません。

 

「母親について悪く言うなんて…」とためらうクライエントは多いです。

でも過去に受けたことによって、大人の今どのような影響が出ているのかを知ることは、母親のせいにすることでも、母親を非難することではありません。

 

あなたが前に進むために、必要な事です。

どのような影響が受けたか分からなければ、「何をどう対処すればいいのか」は分からないのですから。

 

もしあなたの母親が自己愛の強い人であるならば、大人になったあなたを縛り付ける『たくさんのルール』があるはずです。

このルールはあまりに当たり前に根付いているので、自分では気がついていないかもしれません。

 

もし今生きづらさを感じているのなら、メールカウンセリングでご相談ください。

親が植え付けた『たくさんのルール』を一緒に探し、必要のないものは手放していきましょう。

※ご相談の際は『自己愛の強い母親の記事を読んだ』をお伝えいただくとスムーズです。

 

Poche

 

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Posted by poche