「親」と「子どもが苦しむ親」に見られる10個の違い~親と毒親

こんにちは。心理カウンセラーPocheです。

今日は「親」と「子どもが苦しむ親」の違いについてお伝えしていきます。

 

ここでいう「親」というのは、子どもをコントロールしない親のことです。

一方「子どもが苦しむ親」は、子どもをコントロールしようとする親のことです。

 

『良い親か悪い親か』どうかについて、話すのではありません。

あなたの親が『大人になったあなた』にどのような影響を与えているのかについて、お話していきます。

Sponsored Links

「親」と「子どもが苦しむ親」の違い

 

1.安心感とストレス

親は、子どもに安心感を与えます。

家庭は、子どもが自分らしく安心できる場所なのです。

保育園で嫌な事があっても、学校で友達とケンカしても、会社で気づかいして疲れても…「家に帰ったらホッとする」、それが家庭です。

 

でも「子どもが苦しむ親」は、子どもにストレスを与えます。

安心を与えるはずの家庭で、子どもが常に緊張しています。

何を言ったら親が怒るのか、何をすれば親が喜ぶのか、どうすれば家の空気が良くなるのか…ホッとするどころか、子どもが毎日気を遣わなくてはいけません。

 

 

2.自立と依存

親は、子どもの自立を喜びます。

よく遊び、よく学び、成長し、家を出て独立し、どんな道であれ「自分らしく歩いて生きていく」ことを応援します。

親から離れることに罪悪感を感じません。

 

でも「子どもが苦しむ親」は、子どもの自立を喜びません。

親から離れようとすると「見捨てるのか」「育て方を間違えた」と、子どもを責めます。

口では「早く自立しろ」というのに、「そんな相手じゃ認めない」「あんたに一人暮らしは無理」「もっとよく考えなさい」と言って自立を邪魔します。

子どもは、親から離れることに強い罪悪感を持ちます。

>>【関連記事】子どもに罪悪感を植え付ける7つの手口

 

 

3.愛情を与える・奪う

 

親は、子どもに愛情を与えます。

子どもは「自分は価値のある人間だ」「自分は人に愛されている」と、自信を持つことができます。

なにかが出来ても、出来なくても、「ありのままの自分で価値がある」と思えます。

親からそのようにして愛されてきたからです。

 

でも「子どもが苦しむ親」は愛情を与えるどころか、子どもから愛情を奪います。

子どもを愛するのではなく、子どもに「親を愛せ」と求めます。

子どもが、親を喜ばせなくてはいけません。

子どもが、親の機嫌をうかがいます。

子どもが、元気のない親を励まさなくてはいけません。

親がすべきことを「子ども」が背負うのです。

>>【関連記事】愛情を支配する道具に使う親

 

 

4.人間性の扱い方

親は、子どもの人間性を尊重します。

大人しい子、活発な子、1人が好きな子、大勢が好きな子、好きな色、好きなもの、好きな人…

子どもと自分の価値感が違ったとしても、それを尊重します。

子どもと自分が「別の人間である」ことを知っていて、子どもの人間性を尊重しようとするからです。

 

でも「子どもが苦しむ親」は、真逆です。

子どもと自分の価値感が「同じだ」と、勝手に思い込んでいます。

だから、自分が良いと思うものを子どもに押し付けます。

「いらない」と言うものを与え続け、「ほしい」という物を与えません。

子どもが拒否すると怒ったり、子どもを非難します。

子どもを一人の人間として尊重していないからです。

 

 

5.子どもの世話

親は、子供を世話します。

生活する場所を提供し、食事を与え、子どもが「子どもらしく生きる環境」を整えます。

物質的な面だけでなく、「心の面」もサポートします。

子どもが話を聞いて欲しい時に耳を傾け、子どもが自信を無くした時に「あなたなら大丈夫」と励まし、子どもが辛い時には抱きしめたり一緒に泣いたりします。

 

でも「子どもが苦しむ親」は、少し違います。

生活する場所を提供し、食事を与えるのは『親の義務』であるのに、「してやった」「感謝しろ」「誰のおかげで大人になった」と子どもに恩を着せます。

子どもが「子どもらしく生きる環境」を整えず、親子逆転をするケースもあります。

子どもの話を聞くどころか、自分の愚痴を聞かせます。

子どもが自信を無くした時に励ますどころか、「ほらみたことか」「だからアンタは…」とますます自信を失わせます。

>>【関連記事】それ、親子逆転かもしれません

 

 

6.親の人間関係

Poche

 

子どもにとって理想的な親は、人間関係が良好です。

夫婦関係が良いのはもちろんのこと、外部の人ともコミュニケーションをとる能力があります。

 

でも「子どもが苦しむ親」は、孤立しています。

夫婦関係がよくなかったり、友達がいなかったりするケースが多いです。

だから、子どもに依存します。

子どももそれを分かっているので、「自分がいなくなったらお母さんは一人になる」「お母さんの味方にならなきゃ」と思います。

親から離れることに、罪悪感が生まれます。

 

 

7.経験の扱い方

親に育てられた子どもは、経験から学びます。

うまくいっても、失敗しても、それぞれから学びを得ます。

成功に失敗はつきものだと知っています。だから挑戦することを恐れません。

子どもの頃に親から愛されたおかげで、「何かができたかどうかで人の価値は決まらない」と知っているからです。

 

でも「子どもが苦しむ親」に育てられた子どもは、経験することを避けます。

うまくいっても褒められず、失敗した時に責められてきたからです。

うまくいった時だけ褒められて、失敗した時にはとことん責められることもあります。

子どもの頃に親から本当の意味で愛されていないので、「失敗すると見捨てられる」「完璧じゃないとダメ」「ありのままの自分じゃ愛されない」と不安を抱えています。

>>【関連記事】子どもに完璧を求める親

 

 

8.自己表現

親に育てられると、自分を表現する能力が育ちます。

自分の気持ちを相手に伝えることが出来るので、人間関係が円滑に進みます。

人との距離感や、コミュニケーションに悩みません。

 

でも「子どもが苦しむ親」に育てられた子どもは、自分を表現するのに抵抗を感じます。

子どもの頃に気持ちを言っても聞いてもらえなかったり、否定されたりしたからです。

自分の意見よりも、親や他人の意見を優先してきたので、自分を大切にするのが苦手です。

人との距離感に悩みます。

自分を出せなくて苦しむ一方で、自分を出しすぎて人が離れていくこともあります。

 

 

9.自己像

親に育てられた子どもは、正しい自己像が育ちます。

自分を正当に評価できるので、人に褒められた時に素直に喜べます。

出来ないことがあっても「それも自分」として受け止め、必要以上に落ち込みません。

 

でも「子どもが苦しむ親」に育てられた子どもは、自己像が歪みます。

自分をとても低く評価するので、人に褒められた時に戸惑います。喜べないどころか、不快に感じることもあります。言葉の裏を読んでしまうからです。

出来ないことがあると「やっぱり私はダメな人間だ」と落ち込み、親に言われた嫌な言葉を思い出します。

>>【関連記事】効果が早い!?認知行動療法

 

10.人との境界線

すぐ近くに知らない人の顔があったら、イヤなかんじがするように、自分のまわりには、勝手に人に入ってこられない個人的な空間があります。

「境界線」は、自分と相手の人との目には見えない『心のバリア』のようなもの。この透明バリアで、安心や安全が守られています。

 

親に育てられた子どもは、人との間に「境界線」を持つことができます。

相手も自分も大切にできるので、嫌な事は「NO」と断ることができます。

 

でも「子どもが苦しむ親」に育てられた子どもは、この境界線が曖昧です。

親が子どもの境界線を越えて干渉してくるため、子どもは「どこで境界線を引くべきか」が学べません。

人との距離感が分からなかったり、嫌な事でも「NO」と言えず引き受けてしまいます。「NO」というと嫌われるのではないかと思ってしまうのです。

Sponsored Links

「子どもが苦しむ親」に育てられると…

Poche

 

これら10個の要因は、ひとつひとつが独立しているものではありません。

多くの場合はいくつかの要素が絡み合い、連鎖的に積み重なって子どもの心を傷つけます。

 

例えば、子どもの頃から親に嫌な言葉をかけられたり、十分に愛されていないと感じた子どもは『自己像』が歪みます。

「出来ているのに不安」「褒められても喜べない」「好きと言われて怖くなる(自分に価値がないと思う)」など、本当の自分を受け入れることが出来ません。

 

このように『自己像』が歪んでいると、自分をうまく表現できません。

自分をうまく表現できないと、人とのコミュニケーションがうまく取れず孤立します。

 

すると、ますます親に依存します。

親のことが、好きでも嫌いでも関係ありません。

誰にも理解してもらえないと思う心が、親への依存を強めます。

 

親から離れたくても、離れられません。

自立しなきゃと思うのに、離れられないこともあります。

 

 

10個の項目が当てはまるなら…

Poche

  • 「自信」がないので、疑わなくていいのに疑ってしまいます。
  • 「自分」が分からないので、何をすべきか必要以上に考え込んでしまいます。
  • 「愛情」が分からないので、誰を大切にすべきか迷います。自分を大切にしてくれない人に、惹かれてしまうこともあります。
  • 「境界線」が曖昧なので、他人の目が気になります。他人優先に動くので、心も体も疲弊します。

 

このように「子どもが苦しむ親」に育てられると、大人になって悩みを多く抱えることになります。

 

あなたにはこの10個の項目で、当てはまるものがありましたか?

当てはまるものがあるのであれば、大人になったあなたに「今も影響を与えている」可能性があります。

 

でも大丈夫です。

あなたはもう、子どもではありません。

 

子どもの頃は我慢するしかなかったけれど、大人になった今は「これからどう生きるか」を自分で決められます。

ただしそのためには、過去にどのようなコントロールが受けていたのかを整理する必要があります。

 

親があなたをどのようにコントロールし、あなたがどのような影響を受けたのかカウンセリングを通して見つけてみませんか?

それが分かれば、「今あなたが抱えている生きづらさ」が軽くなるかもしれません。

 

なお、カウンセリングをお申し込みの際は『当てはまった項目』についても、お知らせください。

さらに「このようなことがあった」というエピソードがあれば、あわせて教えてください。

 

※親がこちらを見てため息をついた、描いた絵を笑われた、タンポポを渡したら「雑草」と言われて捨てられたなど、「こんなことくらいで…」と思うようなささいな出来事に悩みを解決するヒントが隠されていることは多いです。

Poche

 

▼何度も、何度も読み返したくなる…▼
「無理しなくていい」「自分を優先していい」。そう思えるようになる本。

『今日は、無理しない日』

 

▼「本当にうまくいった」の声、続々!▼
何をやってもうまくいかない……そんなあなたに贈る本。

『がんばるのをやめたら うまくいった』

 

▼親との関係に悩んでいる人へ▼
「なぜか生きづらい」「なんかしんどい」の思いもよらない原因が、きっと見つかる。

『あなたはもう、自分のために生きていい』

▼ twitter ▼

▼ Instagram ▼

家族関係

Posted by poche